history

歴史


竹鶏ファームの土台とも言うべき「竹」
わたしたちは三十年近く前にこの「竹」に出会い、「竹」とともに養鶏場として養鶏家として成長してきました。

「竹」がもたらした卵とわたしたちの物語を、これからも続けてまいります。

1965(昭和40年)創業

 

初代志村富治 が成鶏100羽の庭先養鶏として「志村養鶏場」を創業しました。

 

創業後まもなくして、二代目(現相談役)志村幸一が経営に参画、小売店へ鶏卵の販売を開始しました。当時は、高価だった卵をハイカラなスクーターに乗せて仙台まで行商していました。

 

その後、徐々に経営を拡大し、生産から販売まで行う一貫経営により8,000羽まで増羽しました。

創業者で初代の志村富治

右で抱きかかえられているのがのちに三代目となる浩幸


1980(昭和55年)三代目参画

 

宮城県農業短期大学を卒業後、三代目(現会長)・志村浩幸が経営に参画しました。当時、同級生だった久美子と結婚し、夫婦で志村養鶏場に入りました。

 

 

1982(昭和57年)鶏舎新築

 

敷地内に鶏舎を新築により22,000羽まで増羽しました。

 


1985(昭和60年)

ブラザーズ誕生

 

昭和58年に長男の竜海(たつみ)、昭和60年に次男の竜生(りゅうき)が誕生。父の浩幸を追いかけて鶏舎を駆け回る毎日でした。

 


1994(平成6年)

竹炭との出会い

 

鶏舎の悪臭対策に悩まされる日々のなか、竹炭と偶然出会います。消毒、消化作用に着目し竹炭を飼料に混ぜ竹炭を通した水を飲ませたところ、フンの消毒に成功しました。

竹炭の魅力にのめりこみ、本格導入に向け地元白石の一角に自社専用炭窯を多くの地元協力者の助けをいただき完成しました。

 


1995(平成7年)

商標・特許取得

 

竹炭の効果から生まれたタマゴと過去未来に織りなるストーリーを物語に重ね、竹から生まれたタマゴ「竹鶏物語」と命名しました。

 

11月11日より本格的な販売を開始し、国立愛媛大学医学部奥田教授により「竹鶏物語」の研究も行われました。

 

1996年「竹鶏物語」商標取得

   「健康の泉」竹炭・竹炭風呂 商標登録取得

1997年  鶏舎新築をし8,000羽増羽、竹炭を通した竹炭水の使用開始しました。

1998年「採卵鶏の飲用水および混合飼料」の製法特許取得 

 

 


2000(平成12年)

法人化と受賞

 

2000年9月、有限会社竹鶏ファームを設立。代表取締役に志村浩幸が就任しました。
2002年には、宮城県農業コンクール/農業賞受賞。翌年2003年には、第51回全国農業コンクール/優秀賞受賞し妻久美子とともに授賞式に出席しました。

 

 

 


2005(平成17年)

竹鶏かわら版 創刊

 

現在も継続し月一回発行している情報誌「竹鶏かわら版」が創刊されました。

竹鶏ファームのアイデンティティとして20年弱続く媒体となっています。創刊時は久美子が、竜生が引継ぎ、現在は広報担当のスタッフが毎月丁寧に発刊作業を行っています。


2011(平成23年)

東日本大震災

 

東日本大震災の前年、2010年に四代目・志村竜生が、2012年には四代目・志村竜海が参画しました。宮城県白石市も激しい揺れが襲いました。竹鶏ファームのある白石市は内陸部にあるため津波の被害は免れましたが、ライフラインが途絶えたことによる影響は大きく、なんとか鶏を最優先に生存されることに必死でした。

 

震災から間もなく、食糧不足となり直売所へたくさんのお客様が押し寄せました。その時、卵は生命そのものであること、地域のみなさんの命を支えている使命があることを実感させられました。

 

ありがとうと感謝されながらできる養鶏という仕事に、あらためて誇りをもてた瞬間でした。会社としても、食糧供給の支援にあちこち出向きました。

 


2014(平成26年)再開発

 

震災を経て、販路の再構築や新商品開発、リブランディングに取り組みながら、2014年には、震災と老朽化で傷んだ鶏舎を改築、40,000羽収容可能な動物愛護「アニマル・ウェルフェア」対応ケージシステムを採用しました。

 

2015年  GPセンター増築し、出荷場及び加工室も新設しました。液卵の他、加工卵の製造も開始します。

 

2016年  鶏肉事業を開始し、新商品「極上軍鶏 小十郎ハム」「極上軍鶏 小十郎ソーセージ」の販売を開始します(現在は終了)

 

みやぎ食と農のクラウドファンディング支援事業にて100万円の目標金額を達成し炭窯改修を実施しました。

 

2017年  加工室にて菓子製造及び総菜製造の許可を取得し、加工品の製造販売を開始します。また、堆肥舎へブロワーを増設工事し、通気型堆積発酵法による鶏糞処理を導入し、特殊肥料生産業者及び肥料販売業をはじめました。

 


2018(平成30年)

農林水産省経営局長賞

 

 

東日本大震災以降に取り組んできたことが評価され、農林水産省と全国担い手育成総合支援協議会が実施している平成30年度全国優良経営体表彰の販売革新部門にて、農林水産省経営局長賞を受賞しました。

 

当時この部門では宮城県で初の受賞となり、先代から続くリブランディング活動までの物語が認められた賞となりました。



沿革

1965年 成鶏100羽庭先で採卵養鶏業を創業

    二代目志村幸一が参加、一貫経営で8,000羽まで増羽

1982年 鶏舎新築で22,000羽まで増羽、三代目志村浩幸が参加

1991年 GPセンター新築、鶏糞舎新築 

1994年 竹炭の作用に着目、竹炭の飼料添加、飲水を開始

1995年 竹から生まれたタマゴ「竹鶏物語」11月11日販売開始

    国立愛媛大学医学部奥田教授により研究

1996年 「竹鶏物語」商標取得

1997年 鶏舎を新築。8,000羽の増羽

1998年 『採卵鶏の飲用水および混合飼料』の製法特許取得 

2000年 組織改編(有)竹鶏ファームを設立、資本金300万円

2003年 第51回全国農業コンクール/優秀賞受賞  

2005年 月1回発行〝竹鶏かわら版〟を創刊     

2014年 鶏舎改築40,000羽、アニマル・ウェルフェア対応ゲージシステム採用

2015年 GPセンター増築、出荷場及び加工室新設、加工卵製造開始

2016年 食と農のクラウドファンディング支援事業にて炭窯を改修

    毎月2回開催「たまご市」がスタート

2017年 加工室にて菓子製造及び総菜製造の許可を取得

    堆肥舎を増設、通気型堆積発酵法による鶏糞処理を導入

    特殊肥料生産業者及び肥料販売業務届出

2018年 社会福祉法人との農副連携をスタート

    全国経営表彰販売革新部門/農林水産省経営局長賞受賞

2019年 「しあわせはたまご色。」仙台泉セルバテラスにOPEN(2020年1月終了) 

2020年 たまご農家直送のお届け便「出前たまご」サービスを開始(2023年3月終了) 
2021年 一般社団法人みのりの代表理事へ志村竜生が就任

    kintone hive sendai 2021に出場

2023年 仙台藤崎百貨店 B1へ竹鶏ファーム 仙台藤崎店をOPEN(2024年2月終了)