
東日本大震災から10年。感謝と復興とSDGs。
2021.3.11 Thursday
東日本大震災から10年の日の、感謝。
今日、東日本大震災から10年になりました。あらためて犠牲になられた方へ謹んで哀悼の意を表し、またこの10年、震災復興応援からずっと支援し続けてくださる皆様に、感謝申し上げます。
本日の河北新報社発行新聞「河北新報」には、
第一朝刊/みやぎ生協「古今東北」ブランド様広告内、
第二朝刊/届け わたしたちの「ありがとう」内、に、
竹鶏ファームの写真を掲載いただいております。
忙しい合間を縫って撮影協力してくれたスタッフの皆様にも、感謝でございます🐓
お手元に紙面をお持ちの方は、ぜひご覧になって、見つけてくだされば嬉しいです。
↓第二朝刊の紙面が掲載されているアドタイさんのリンクです。
10年は節目の年とも、ひと昔ともいわれていますが、今も復興の途中であったり、そのためにひた走る方々もたくさんいらっしゃいます。自然災害はこの期間にも様々な場所で多くの被害をもたらし、その度に、備えや復興について考えさせられています。
とは言いながら、先月久しぶりの大きい地震ではやっぱり動揺もしてしまいました。鶏舎やニワトリに被害がなかったことが幸いでした。
震災復興とSDGs。
少し話がかわりますが、2019年頃から少しずつ学ばせて頂いているSDGs(持続可能な開発目標)では、目標11「住み続けられるまちづくりを」の中に、震災にまつわる項目が含まれています。
たとえば
・単なる場所の復旧ではない、よりよい復興(例:堤防や道路かさ上げなど)、
・減災、
・立場によって起こるリスクの解決、など。
また、
2020年までに、包含、資源効率、気候変動の緩和と適応、災害に対する強靱さ(レジリエンス)を目指す総合的政策及び計画を導入・実施した都市及び人間居住地の件数を大幅に増加させ、仙台防災枠組2015–2030に沿って、あらゆるレベルでの総合的な災害リスク管理の策定と実施を行う。
として、仙台防災枠組についても含まれています。仙台防災枠組は国連防災世界会議で定められた世界的な指針で、仙台市のWEBサイトからも見ることができます。
https://sendai-resilience.jp/sfdrr/
最近は、今後は震災を知らない世代に何を伝えるかが課題、と話題になってきました。時の流れを感じる瞬間です。加えて、この先の10年は自分たちの記憶もきっと曖昧に(もちろん、はっきりと覚えていることはあるのですが)なっていくのかもしれない、記録と振り返りが大切だなと思うことも増えました。両方の世代に伝える手段を続けていくことが必要ですね。
SDGs目標11と竹鶏ファーム。
竹鶏ファームができることは、シンプルに卵作りを続けることです。
有事の時にも卵がお届けできるように備えの体制を作っていくこと、
卵の栄養を楽しく得てもらえるように、おいしさもお伝えし続けること。
社内視点で見ると雇用が守られるというSDGs目標達成にもつながります。
卵はローリングストック品(食べながら備えられる品)と言えると思っており、賞味が少し長めの”竹鶏のくんたま”はもちろんですが、生卵で美味しく食べられることも有事には嬉しいことですね。卵はメジャー食品ではありますが、非常食との組み合わせの献立も大事だなぁと感じています。
それから、時々思い出すのは、蔵王のとある農家さんがお話されていた「かかりつけ農家」の言葉。災害のことはわからなくても、白石には竹鶏たまごもある!と、知っていってもらえるように、コツコツと発信し続けていきます。